2007.10.02 Tuesday
映画『吾輩は猫である』 (1975)

「猫」二度目の映画化。今回は猫キャラ(一部ダミーも使用)も活躍、ラストだけではあるが猫のモノローグもある。登場人物も迷亭のおじさん以外はほぼ網羅されていた。原作にない人物として文明中学の校長が登場、岡田英次が演じている(下の配役表では割愛しました)。
ただ日本映画界冬の時代に製作されたゆえか、寒色系の画面と相まって自分の初見の印象は良くなかった(J・KOYAMAの感想です)。
特に主人の“敵”に当たる女性たちの描写がなんだか薄気味悪いです。・・・まぁ雪江さんの入浴サービスカットはあるんだけどね。
市川崑は以前『こころ』(1955 日活)を監督、漱石作品の映像化経験がある。この映画の翌年、金田一耕助シリーズで大ヒットを飛ばすことになるのはご存じの通り。また猫に縁があるのか『子猫物語』(1986)の協力監督をしている。
製作=芸苑社 配給=東宝
1975.5.31 (昭和50年)
9巻 3,165m 116分 イーストマンカラー ビスタサイズ
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製作 ................佐藤一郎 市川喜一 森岡道夫
監督 ................市川崑
助監督 ..............加藤哲郎
脚本 ................八住利雄
潤色 ................市川崑
原作 ................夏目漱石
撮影 ................岡崎宏三
オーケストラ ........ヨハン・セバスチャン・バッハ
「小品集」その他より(R・A・モーグ・シンセサイザー方式)
編曲・演奏 ..........宮本光雄
(製作=オールスタッフニューサウンド)
美術 ................西岡善信
録音 ................大橋鉄矢
照明 ................榊原庸介
編集 ................長田千鶴子
製作担当 ............藤田光男
配役

仲代達矢(珍野苦沙弥) ティム=オス4歳 声/小倉一郎(吾輩)

波乃久里子(細君) 島田陽子(雪江)

(珍野家の子女) 上原ゆかり(おさん=清)
上原はマーブルチョコレートのCMで一世を風靡した名子役。テレビ実写版サザエさんでワカメちゃんも演じた。

伊丹十三(迷亭) 篠田三郎(越智東風)
伊丹は役者のほかエッセイの腕も一流。映画監督としても名を成したが惜しくも自殺した。

岡本信人(水島寒月) 前田武彦(八木独仙)
岡本演じる寒月は最初映画を観たとき“?”だったが、今はこれもアリだと思っています。

岡田茉莉子(金田鼻子) 三波伸介(金田氏)
篠ヒロコ=篠ひろ子(金田富子)
美人女優岡田が付け鼻で鼻子を演じてくれていたら・・・残念。

左とん平(多々良三平) 神山繁(鈴木藤十郎)

緑魔子(二弦琴の師匠) ミーコ=メス1歳(三毛子)

樋浦勉 春川ますみ(車屋の主人とかみさん) 黒=オス12歳(黒)

西本裕行(甘木医師) 蟹江敬三(巡査)
西本はTVアニメ『ムーミン』の初代スナフキンの声が有名だが、1968年のTVドラマ『坊っちゃん』でうらなりを演じた事があるという。

辻萬長(泥棒) 海野かつお(吉田虎蔵刑事)

遠藤征慈(落雲館中学の教官)

麿のぼる(古井武右衛門) 七尾伶子(二弦琴の師匠の下女)

(寒月の女房)
参考 日本映画データベース http://www.jmdb.ne.jp/1975/cy001510.htm








