「吾輩は猫である」

  挿画でつづる漱石の猫 I AM A CAT illustrated
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《第一》 昼寝


画/下高原千歳

 吾輩の主人はめったに吾輩と顔を合わせる事がない。
 職業は教師だそうだ。学校から帰ると終日書斎に入ったきりほとんど出て来る事がない。家のものは大変な勉強家だと思っている。当人も勉強家であるかのごとく見せている。しかし実際は、うちのものが言うような勤勉家ではない。吾輩は時々、忍び足に彼の書斎をのぞいてみるが、彼はよく昼寝をしている事がある。時々読みかけてある本の上によだれをたらしている。



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