「吾輩は猫である」

  挿画でつづる漱石の猫 I AM A CAT illustrated
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土曜ドラマ『夏目漱石の妻』は秀作だった

NHK土曜ドラマ『夏目漱石の妻』が、全4話で終了した。
尾野真千子の鏡子夫人と長谷川博己の漱石がハマリ役、細部に こだわった美術(漱石が移り住んだ家々のセットが素晴らしいけど、千駄木邸だけ内部のみで外観が出なかったような。予算の都合とも思えないし、何故かね?)の出来も素晴らしかった。
これで終わるのは勿体無い。
漱石が修善寺の大患を克服した後で終わっているので、1916年に亡くなるまでを描く第2シーズンが無理なら、せめて隙間のエピソードを描いた特別編を熱望します。

「吾輩は猫である」誕生秘話で、漱石邸に迷い込んだ猫を「福猫でございますよ」と鏡子夫人に進言した出入りの女性按摩師が居たのは事実(老女だったという)。
このくだりは2話で登場するが、4話で このヒトが夫人を揉みながら、最近の漱石作品について語るシーンには驚いたなぁ。評論家並みに読み込んでるぞ!
演じていたのは、梅沢昌代。

エンディング、長野の美しい山をバックに語り合う漱石夫妻(大患の翌年、1911年初夏の講演旅行の時か)。ちょっと、宮崎駿の『風立ちぬ』(2013)ラストシーンを連想した。

ゲストでは、3話で竹中直人の演じた没落養父(また竹中かよ?と思ったが、好演だった。雨中で鏡子夫人と“対決”するくだりは秀逸)、4話で壇蜜の演じた大塚楠緒子(おおつかくすおこ、作家・才女で、1910年に35歳で夭折)の佇まいが良かったと思う。

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