「吾輩は猫である」

  挿画でつづる漱石の猫 I AM A CAT illustrated
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《第八》 ぐるりの事


映画(1936) より

 垣巡りという運動を説明した時に、主人の庭を結(ゆ)いめぐらしてある竹垣の事をちょっと述べたつもりであるが、この竹垣の外がすぐ隣家、すなわち南隣の次郎(じろ)ちゃんとこと思っては誤解である。家賃は安いがそこは苦沙弥先生である。与(よ)っちゃんや次郎ちゃんなどと号する、いわゆるちゃんづきの連中と、薄っぺらな垣一重を隔ててお隣り同志の親密なる交際は結んでおらぬ。


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